夢を諦めないこと・プロダンサー:Ayumiさん

こんにちは、リビングアメリカの和田です。「留学中にオーディションを受けることはできますか?」「将来はアメリカでダンスのお仕事をしたいです」などなどダンス留学生からアメリカのダンスでのお仕事についてもたくさんお問い合わせを頂きます。そこで今・ロサンゼルスでプロダンサーとして活躍しているAyumiさんにアメリカのダンスお仕事事情についてインタビューをしてきました。

Ayumi
経歴:Music video: Pharrell, black eyed peas, Boa その他 アメリカ、ヨーロッパなどのニューアーティスト
Commercial : Marriott hotel, Reebok, PUMA, Android watch, Xbox game,   Big lots, kopiko candy , その他もろもろ
あとはハワイ・ベガスなどアメリカ各地、カナダ、メキシコ などで ダンスのパフォーマンス!!

本場アメリカのレッスンを受けてみて・日本とアメリカのレッスンの違い・留学に必要な英語力・どうやってお仕事を見つけるのか?などなど気になるところをまとめて聞いてみました。

じつはジャニーズJrに入りたかった!!

ーダンスを始めたきっかけは何だったんですか?

実は小学校の頃にジャニーズが大好きでジャニーズJrに入って踊りたいなと思ったのがダンスをしたいと思ったきっかけです。でも男の子しか入れないし、、、その後で、安室奈美恵さん、SPEEDなどに憧れてテレビで踊ってるのを何回も見て自分一人で練習して、部屋でこっそり踊ってました。

田舎に住んでた私はその頃は周りにダンスをやってる知り合いもいなかったし、どこにスタジオがあるのか全く何も情報がない状態でした。初めてスタジオでレッスンを受けたのは高校3年生・18歳の時です。

ー初めてのダンスレッスン

高校を卒業するまでの1年間、そのスタジオではレッスンを受けたんですけどジャンルはジャズでした。私の習ってた先生はバレエの基礎やターンの練習、ストレッチ、筋トレなどしっかりやっていただけました。そして高校の夏休みにダンスの専門学校のレッスンを受けれる機会があって受けてみました。

黒人のヒップホップの先生のレッスンだったんですけど、すごくカッコよくてこの踊りをやりたい!!と思って夏にもう1回・そして冬にもレッスンを受けて、そのままダンスの専門学校への進学を決めました。

ー高校卒業後の進路

専門学校では毎日レッスンを受けて楽しかったです!!正直苦手なレッスンもあったんですけど、基礎も学べて良かったです。専門学校を卒業して東京に行こうと思っていたんですど、今もそうかもしれませんが当時は特にアメリカでダンスを学んで日本で広めるという傾向があったんですね。

だったら1回本場・アメリカに行ってちゃんとレッスンを受けようと思いました。東京に引っ越した先輩のダンサーの方が、最初は毎日他でアルバイトしてその後でクラスを1、2本受けて、結構カツカツでしんどい生活だよと話されてました。だったらちゃんとお金を貯めてアメリカに行ってしっかりレッスンを受けようと思いました。

 

いよいよアメリカへ・とにかくレッスンを受けまくる

ーどのスタジオでレッスンを受けたんですか?

スタジオはミレニアムばっかりでレッスンを受けてましたね。ただ今の引越しをしたミレニアムじゃなくて昔のミレニアムです。今のスタジオはいったことないんです。ジャンルはヒップホップ・ジャズファンクを受けてました。

たまにジャズを受けたりで1日3レッスンから5レッスンぐらい受けれる限り受けてました。初めはミレニアムだけでレッスンを受けてたんですけど、こっちでも友達ができ始めてデビーのことを知ってデビーでレッスンも受け始めました。

ー実際のレッスンはどうでしたか?

実際に受けてみて全然よかったです!!日本でミュージックビデオで見た憧れの踊りがそのままレッスンで受けれるので。
日本の専門学校の時は日本人の先生・日本人の生徒さんだけの環境だったんですけど、アメリカではいろんな人種の方・いろんなスタイルの踊り方をする人達がいてそこで一緒に踊れる環境は良かったです。

先生が格好いいのは当たり前なんですけど生徒もミュージックビデオとかツアーとかで実際にダンサーで仕事をしている人がレッスンを受けてるので、生徒さんのレベルがすごく高かったです。先生よりも生徒から刺激をもらえることもあるぐらいです。

ービックリしたこと

レッスンで基礎のトレーニングがないのに衝撃を受けました。いきなりそのまま振りに入るレッスンもあってビックリです。日本は初級・中級とかダンス歴がなくても基礎をしっかりやるので、受けやすいようにレベル分けしているので安心です。私は日本で基礎を学んだから良かったけど、基礎が0からだったとしたら結構きつかったと思う。そういう面では日本で基礎をしっかり学んでて良かったです。

こっちのレッスンはこっちのレッスンでいいところがたくさんあるけど、日本は基礎を教えてくれるから綺麗に踊れるようなるとか日本でのいい部分もありますね。

アメリカでもビギナーのクラスがあれば基礎はあると思うけどヒッピホップは特に基礎がなくて。バレエ・ジャズだったら基礎をしっかりやってくれる先生がほとんどだと思うんですけど、ヒップホップはいきなり振りからスタートしてついてこいって感じです。

 

慣れるまで大変だった

ー日本とアメリカのレッスンの違い

日本はレッスンは1時間半のクラスでミレニアムは1時間のクラス。アメリカは最初のストレッチもしなかったりします。日本はストレッチして、筋トレしてその後に振りをしたりする先生がたくさんいらっしゃると思います。

アメリカはストレッチはほどんどしなくて各自でストレッチ。最初に曲を流して先生がストレッチがするからその時に一緒にする感じ。ほとんど振りのレッスンです。振りの長さも日本で受けてた時よりも全然長いしアメリカに来て振り覚えのスピードはすごく成長したと思います。

私もアメリカに来た頃はそんなに時間をかけてストレッチをせずにバンって受けてました。

日本では東京のスタジオに行ったことがないから分からないけど、日本と違って基礎の練習がない分、振りに回すから振り覚えも早くしないと追いつけないです。

ー慣れるまで大変!!

友達とかも棒立ち・見てるだけでもいっぱいいっぱいという人もいました。こっちのレッスンに慣れている人は全然大丈夫だし振り覚えも早い人もいるんだけど私の場合はちょっとずつ慣れていきました。先生のスタイルによっても踊りやすい・踊りにくいもあるから慣れていけば踊りやすくなって、その分振りも覚えやすくなります。

当時受けてた先生の中で一番大好きだったのが、SUPER DAVE(スーパーデイブ)。クリーンな動きと彼独特のセンスで毎回刺激をもらってました。今はムーブメント・ライフスタイルで毎週教えてるそうです。

 

自分に合う先生の見つけ方

ーとにかく受けて受けまくる

ミレニアムのスケジュールを見てヒップホップに丸をして先生を受けまくってお気に入りの先生を見つけていきました。デビーを掛け持ちを始めると受けたい先生・レッスンがかぶることもあって、まずはこっちでレッスンを受けて、そのあとスタジオを移動して違うレッスンを受けてスタジオのハシゴもしていました。

ー移動はどうしていたんですか?

車は1年半ぐらいなかったから、移動は当時のミレニアムからデビーまで歩いたこともあります。片道30〜40分かかるけどいい運動になりました。他にも歩いている人がいました。とにかくバスが時間通り来ないから、待つよりはとりあえず歩いて途中できたらバス乗るという感じ。

当時はスマホがなかったからバスの状況が分からなくて、時刻表もあるけどあてにならないから見てなくて。ただ最低1時間に1本は来るから最悪待ってることもありました。今はウーバーがあるから安いし結構使っている人もいます。昔とは全然違います。

また当時は今よりももっと治安が悪かったので、夜遅くなるクラスはなるべく友達と行動するか、車持ってる友達が駅まで乗せてってくれるなどしました。今もデビーなどのあたりは治安がすごくいいわけではないので、夜遅くに一人で歩くなどはなるべく避けたほうがいいと思います。

 

留学した時の英語力

ーまったくなかった英語力

びっくりするぐらい英語はできませんでした。最初3ヶ月間はホームステイだったんですけど、まったくコミュニケーションが取れずに、日本人のルームメイトがいたからその人に助けてもらったりしていました。ホームシックになった時に話し相手になってもらったりしていた。

あと友達と一緒に留学していたから、その子とは寂しいとか辛いとか毎日話してました。その子から元気をもらってホームステイで頑張ってました。ダンスは踊りがほとんどだから慣れてきたらなんとなく言っていることもわかるけど、ホームステイは中学ぐらいの英語でも分からなくて「今日は何してたの?」ってことも何言われているか分からなかったです。日本で習っていた英語と違って言葉を短縮したり言葉がキレイすぎて分からなかったです。

ーどれくらいで上達しました?

3ヶ月ぐらいでだんだん聞き取りができるようになってきました。半年ぐらいで聞き取れて話せるようになってきて。ただ私はすごい人見知りであんまり積極的に話しかけられずに、人より時間がかかったかも、、、。

自分で聞き取りができるようにコツコツ単語を勉強したり留学中も一生懸命勉強しました。私は人見知りだったから遅かったかもですけど、人によっては英語がうまくなくても外人さんとどんどん喋ってどんどん上達している人もいました。

 

アメリカでダンスで働くということ

ーアメリカでダンスで働くということ

ビザがないと働けないです。ただパフォーマンスやショーはお金が関係ないので、先生に気に入られたりとかしたら出れるけど、仕事になるとビザがないとできない仕事がほとんどです。書類を書いたりとかスポンサーとかエージェントも必要になります。ハードルは高いです。

ー日本での実績も大事

日本からビザを取って来る人もいます。ビザをとるには日本でたくさんダンスの仕事をしているとか日本での実績が一番大事。日本で大きなアーティストのバックダンサーをやっていたとか、雑誌に載ったことがあるとか、ラジオに出たとか、インストラクターを長年やったとか、どれくらい大きな仕事をしていたとかです。あとダンスでどれくらい稼いでいたかとかも関係あると思います。

だから日本でもできる限り頑張って実績を作ることが大切です。アメリカでダンスの仕事は簡単には見つかりません!!

 

ーオーディションを受けたことも

友達に教えてもらってオーディションを受けたことがあるんですね。かなり有名な振付師のオーディションでそれに受かって、ベガスの仕事でした。ただ仕事が大きすぎてビザがなかったから仕事はできなかったんです。受かっても仕事ができませんでした、、、

ーどうやって仕事に繋げる?

可能性としては例えばですけど、こっちで先生に気に入られて先生のエージェントを紹介してもらって、そのエージェントが気に入ってくれればビザのスポンサーになってもらってビザを出してくれるかも。ただこのスポンサーを見つけるのが難しい!!本当にエージェントに気に入ってもらえれば自分で書類を作って自分の経歴や実績をまとめてそれでアーティストビザの申請ができます。

スポンサーはオーディションで見つけたり振付師の紹介や他の仕事しているダンサーさんからの紹介とかがあります。ただ見つけるのはかなり難しいですね。将来性があったり周りの振付師やダンサーさんに認めてもらえればスポンサーが見つかるかもしれないです。

日本で実績を積むのもあるし、こっちでたくさんショーにでて気に入ってもらったり、いろんな道があるので本当にやる気があるのであればチャンスはあると思います。

ダンス留学は絶対に意味があります!!本場のレッスンで得るものは必ずあるしアメリカでダンスのお仕事ができる能性もあります。

 

これからのダンス留学生へ

ー夢を諦めないで!!

自分がパッションを持っていて、夢を諦めなかったら努力次第で夢は叶うと思います。努力は絶対必要だと思うんで。あとは個性を大切に。個性を持つことが大事です。

 

まとめ

インタビューを通してダンスの話をしているAyumiさんは楽しそうで、本当にダンスが好きなんだなと思いました。ただそれ以上に感じたのがダンスに対しての姿勢です。正面から真剣に向き合っているというか、ただ好きなだけでなく努力を惜しまない姿勢があり、アメリカでダンスのお仕事をすることに苦労もあると思いますが、好きなダンスであればその苦労を惜しまずに継続的な努力を今も続けていらっしゃいます。今後の活躍から目が離せないダンサーさんです。

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リビングアメリカ代表 和田

リビングアメリカではダンス留学の手配から現地サポートまで一貫したサポートを行なっています。ダンススタジオ・レッスン・オススメの先生・留学プログラム・留学費用・滞在方法・現地の治安などなど気になる事があれば遠慮なくお問い合わせくださいね。お問い合わせでは一切の営業電話や営業メールなどはありません。安心してお問い合わせください。それではみなさんのダンス留学のお手伝いができる日を楽しみにしています。